やまがた創造都市国際会議2023
テーマ:オーケストラと育つ街
概要
「やまがた創造都市国際会議」は、これまで国内外の創造都市担当者や映画関係者を招き、映画や創造都市をテーマとしてシンポジウムを開催し、映像文化が有する創造性や可能性、都市の未来について考えてきました。山形市は「多様な文化活動に一本横串を通すのが映画である」という考えのもと、ユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)の映画分野で2017年に認定されており、多彩な文化芸術を有する都市です。
「子どもたちに本物の感動を届けたい」創立名誉指揮者・村川千秋氏の強い思いで、東北初のプロオーケストラとして誕生した山形交響楽団。「やまがた市民は子どもの頃に必ず山形交響楽団の演奏を聴く」と言われ、設立以来、スクールコンサートを通して延べ300万人の子供たちに生のオーケストラ体験を届けてきました。
今年度はUCCNの7分野から「音楽」に焦点を当て、「オーケストラと育つ街」テーマに、オーケストラが地域に存在することの意義や、オーケストラと教育、地域資源や産業を結びつけながら持続可能な発展を目指す都市の先進事例を紹介し、自治体職員、関係団体・企業向けのより実践的な会議として、パネリストによるディスカッションを行います。パネリストには、「山形交響楽団」専務理事の西濱秀樹氏のほか、ユネスコ音楽創造都市の浜松市とオーストラリアのアデレード市からもご出演いただきます。
本会議はオンラインによる配信をいたしますので、どなたでも視聴が可能です。ただし、ご視聴をご希望の場合は、事前申し込みが必要となります。申し込みについては、下記参加方法をご確認ください。
日時とプログラム
2023年11月29日(水)14:00 − 17:00
時間 | プログラム |
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14:00 − 15:30 | 「オーケストラのある街」上映 山形市・浜松市・アデレード市による実施事業の事例紹介 |
15:40 − 16:30 | パネルディスカッション ①オーケストラが地域に存在する意義 ②オーケストラと共存する都市の未来 |
参加方法
事前申し込み制によるオンライン参加
下記からお申し込みください。
期間は11月1日(水)〜11月17日(金)です。
パネリスト
西濱秀樹 氏
(公益社団法人 山形交響楽協会 専務理事(兼)事務局長)
1971年生まれ。関西学院大学社会学部卒業。
1995年の楽団存続を訴えるシンポジウムでの発言をきっかけに、関西フィルハーモニー管弦楽団に入社。
2003年から2011年まで理事・事務局長を務め、楽団の法人化と黒字化を達成。その後教育事業に携わった後、2015年5月より、山型交響楽協会専務理事兼事務局長に。2019年から日本オーケストラ連盟専務理事を兼務。
2019年5月台北市立管弦楽団50周年記念シンポジウム(台湾)、同年10月北京での国際文化フォーラムに招待され、基調講演を行なった。
間渕大晃 氏
(浜松市市民部創造都市・文化振興課文化振興グループ 指導主事)
平成20年浜松市立小学校教員奉職。
令和元年、浜松市創造都市・文化振興課に指導主事として配属され、ジュニアオーケストラ浜松・ジュニアクワイア浜松育成事業、こども音楽鑑賞教室開催事業を担当するなど音楽文化振興業務に携わる。
太田晴信 氏
(浜松市市民部創造都市・文化振興課創造都市推進グループ 主任)
平成18年浜松市役所入庁。
令和3年から創造都市・文化振興課に所属し、サウンドデザインフェスティバルin浜松2021、浜松市創造都市推進会議、はままつクリエイティブシティブースター事業を担当するなど創造都市推進業務に携わる。
コリン・コーニッシュ 氏
(アデレード交響楽団 CEO)
オーストラリア室内管弦楽団の元ヴィオラ奏者。2005年以前は、メルボルン交響楽団の芸術ディレクター、ABCクラシックの音楽プロデューサーを務め、2005年以降は、オーストラリア・ユース・オーケストラの最高責任者、ユース・オーケストラ・オーストラリアの会長、インターナショナル・ユース・オーケストラズ・フォーラムの創設議長などを歴任。
2023年3月にホームタウンである南オーストラリア州に戻り、現在アデレード交響楽団のCEOを務めている。
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