ユネスコ創造都市やまがた

やまがた創造都市国際会議2024

テーマ:「文学」×「創造都市」でつくる持続可能なまち

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※ イベントは終了しました

 

「文学」を通して「創造都市」の未来を一緒に考えてみませんか?

ユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)に映画分野で加盟している山形市は、毎年他の加盟都市と連携し創造都市の可能性や未来について考えるシンポジウム「やまがた創造都市国際会議」を行っています。

2024年のテーマは「文学」。文学分野でUCCNに加盟している岡山市、韓国・プチョン市の2都市と山形市から文学に精通したスペシャリストをゲストに迎え、それぞれの都市の活動事例を共有しながら、文学活動による創造性が持続可能な都市の発展にどのように貢献できるか、その可能性と重要性についてディスカッションしていきます。

文学」や「創造都市」に興味・関心のある方の参加をお待ちしております

開催概要

■開催日時 令和6年11月6日(水) 14時00分~

■会場 やまがたクリエイティブシティセンターQ1 山形市本町1丁目5−19

■参加方法 会場参加、またはオンライン参加(Zoom)※事前申込制

※イベントは終了しました

プログラム

Part1 山形市、岡山市、韓国・プチョン市による事例紹介 

Part2 パネルディスカッション

    トークテーマ① 文学活動による新たな価値の創造

    トークテーマ② 文学分野における産学官連携

    トークテーマ③ 文学分野での創造都市の推進による持続可能なまちづくり

ゲスト

パネリスト

井上幸弘氏

山形市立図書館のボランティア団体「小荷駄のみどりから…」の運営委員長を務めている。この団体には企画・広報、読み聞かせ等、図書整理、事務局の各グループがあり、市民の立場でよりよい図書館をめざして活動している。また山形市立図書館において子どもたちに山形のとんと昔や、日本の昔話を語り、市内の保育園や小学校、老人施設等でも語っている。全国的な組織であるNPO法人全日本語りネットワークの理事長をしている。


五十嵐勇大 氏

山形と宮城に10 店舗展開する書店チェーンである八文字屋の 取締役副社長。株式会社山形県教科書供給所代表取締役も務めている。


山川隆之 氏

編集者、吉備人出版代表

1955年岡山市生まれ。三重大学農学部卒業。伊勢新聞記者、生活情報紙編集長を経て95年に株式会社吉備人を設立。『岡山人じゃが』『シネマ・クレール物語』などの執筆・編集を担当し、吉備人出版として29年 間で約800点を出版。2012年度福武文化賞奨励賞受賞、2013年岡山市文化奨励賞受章。2022年から岡山市「文学によるまちづくり部会」部会長。日本出版学会会員。


チョン・ソヨン 氏

2019年から、文学分野ユネスコ創造都市・プチョン市の窓口を務める。プチョン市を代表し、他のユネスコ文学都市と交流をしている。主な役割は、国内外の様々なプロジェクトを通じて人々をつなぎ、プロジェクトのスケジュール調整、データ集約をし、プチョン市の文学都市としての活動を世界と共有することである。長期的な取り組みとして、ユネスコ創造都市ネットワークを通じて他都市から学びながら、言葉を用いて、プチョン市をより住みやすい場所にするために活動している。


ファシリテーター

黒木あるじ 氏

山形市在住。作家。

2009年『おまもり』で第7回ビーケーワン怪談大賞・佳作を受賞。

同年『ささやき』で第1回『幽』怪談実話コンテストブンまわし賞を受賞、’10年『怪談実話 震』でデビュー。おもな著作に『無惨百物語』シリーズ(KADOKAWA)、『山形怪談』(竹書房)、『掃除屋 プロレス始末伝』(集英社)、『春のたましい 神祓いの記』(光文社)など。

■やまがた創造都市国際会議について

 山形市はユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)の映画分野に2017年加盟認定を受けました。

「やまがた創造都市国際会議」はUCCN加盟都市と連携し創造都市をテーマにシンポジウムを行うことで、UCCN・CCNJ(創造都市ネットワーク日本)加盟都市との連携強化を図るとともに、ディスカッションによる優良事例の共有、課題解決に向けての議論と通して、新たな文化的価値の創造と文化創造都市として持続可能な都市の発展に寄与することを目的とし毎年開催するものです。
山形市のUCCNへの映画分野での加盟認定は、「山形国際ドキュメンタリー映画祭」をはじめ映画文化を育む環境が充実していることが大きな要素であるが、それに加えて、UCCNの7分野(クラフト&フォークアート、デザイン、映画、食文化、文学、音楽、メディアアート)に関わる多彩な文化資産が存在し、それらを産業等に活かしていくポテンシャルが評価されたものです。
そのことを受け、当事業では令和3年度より「映画」にとどまらず、他分野にも焦点を当て、その分野でUCCNに加盟している創造都市と連携し、山形市が加盟時に認められた映画以外の地域文化資産を持続可能な都市の発展に活かすためのシンポジウムを開催してきました。令和3年度「食文化」、令和4年度「デザイン」、令和5年度「音楽」をテーマとしました。

 近年、山形市出身・在住の作家作品が名のある文学賞を受賞し、またその作品が映画化・ドラマ化されるなど、山形市の文学活動が注目を集めています。そこには市民主導の作家養成講座や、山形市で力を入れはじめている市立図書館事業、イベント等の書店の積極的な活動により、地域に根付く「文学」を育む土壌があることや文学に触れる機会が多く創出されていることの結果であり、このような取り組みのさらなるブラッシュアップが文学分野での文化的発展につながると考えられます。このことより、令和6年度のテーマを「文学」とし、文学による創造都市としてのまちづくり・未来について考える会議とするものです。

■ 問合せ

山形市 文化スポーツ部文化創造都市課(内線799)


主催:山形市創造都市推進協議会、「やまがた秋・冬の芸術祭」実行委員会

協力:やまがたクリエイティブシティセンターQ1

助成:令和6年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

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